紅河霊羽

紅河霊羽(こうかわ れいは)
種族:獣天狗
身長:161㎝
年齢:14歳
能力:怒りの感情を操る
出身地:紅葉岳
少し怒りっぽいがまっすぐな性格。鈴葉の妹。天狗を導いた天神の生まれ変わりで、紅葉岳で導き手としての指導を受けている。頭を使うことや、自由を縛られることが嫌いで、紅葉岳から脱走しては連れ戻されている。
里緒瀬を信頼していて、山から脱走した時はいつも会いに行っている。
能力
・怒りの感情を操る
怒れば怒る程、妖力も身体能力も強くなる。その分思考が単調に、制御が効きにくくなるため、限度を超えると暴走状態になる。恐怖や悲しみなど、他の感情が強くなると弱体化する。
相手の怒りを吸収したり、周囲に怒りを振り撒くこともできる。
右腕の包帯を解くと能力が暴走する。

・天狐神覚醒
天神の力を一部使えるようになる。怒りの感情を操る能力の、リミッターが底上げされたもの。暴走状態にならずに、強力な強化を得られる。底上げされただけでリミッターは存在しており、この状態で限度を超えると、自我の崩壊の危険がある。

・能力喰らい
体内に埋め込んだ妖鉱結晶による能力。一時的に相手の能力を奪い、自身が使えるようになる。相手の能力への理解が浅いと、あまり使いこなせない。使用時に妖鉱結晶に膨大な妖力を吸われる。
戦闘時
遠近対応、攻撃特化タイプ
妖力で作り出した赤い槍で戦う。大量に槍を作って発射しながら接近し、自身の持っている槍で攻撃する。炎の術も得意で、槍に纏わせて飛ばしてくる。
基本能力を発動させ、怒りでバフがかかった状態。単調な攻撃が多いが、捨て身で突っ込んでくる。精神攻撃に非常に弱く、怒りを揺るがせれば弱体化する。

過去

 紅葉岳で少し貧しい家庭に生まれた。六歳頃から大天狗に気に入られ、頻繁に屋敷に呼ばれるようになった。そこで美味しい料理をもらったり、遊びや術を教えてもらうなどして可愛がられた。姉の鈴葉は霊羽のように扱われなかったが、当時は幼く、それほどまで疑問に思わなかった。

 

続き  大天狗や他の上位天狗に、右腕の包帯のことをよく聞かれたが、解くと激痛に襲われることしか霊羽にも分からなかった。包帯の裏には封魔の呪文が書かれている。戦闘も大天狗の屋敷で教わり、将来は戦闘部隊に入ろうと思っていた。
 十三歳の夏、慌ただしい両親に連れられて大天狗の屋敷へ向かうと、人殺しをした疑いで、姉の鈴葉が捕えられていた。目撃者や証拠が揃っていたため、霊羽は殺人を信じ、鈴葉に失望する。数日後、鈴葉は逃走した。
 それから何日かして、騒動もおさまってきた頃、霊羽は今まで通り大天狗の屋敷を訪れた。大天狗を探していると、縁側で部下と話している大天狗を見つけた。隠れて立ち聞きをしていると、その内容はわざと鈴葉に殺人の罪を着せたというものだった。思わずどういうことか聞くが、盗み聞きを咎められる。怒りのままに問い詰め、取り押さえられそうになったところを暴れて振り払い、衝動に任せて紅葉岳を離れる。  大天狗への怒りと、鈴葉を信じれなかった自分への怒りが収まらず、辿り着いた虹の森で暴れ狂う。妖力が尽きるまで、右腕の熱さが治るまで暴れ、動けなくなってその場で夜を明かした。  翌朝、兎の妖獣が話しかけてきた。やたらと心配してくる兎、里緒瀬にしぶしぶ事情を話すと、力になると言われた。人が良すぎて信用できないが、自分の気持ちの整理がつくまでは利用してやろうと思い、協力を頼んだ。
関連キャラクター
紅河鈴葉…姉
泉光里緒瀬…好き
風厶薙せう…上司
漆瑠璃琥杜歌…上司
リン…上司
堕天鬼…宿敵

活躍

幻夢界1.紅の章