聖洞白(せいどう はく)
種族:白虎
身長:168㎝
年齢:約800歳
能力:魔剣を操る
出身地:ユニス氷山(元:ノジア地方-白夜城)
少し茶目っ気のあるお姉さん仙人。ユニス氷山に住んでいて、たまに趣味で作った薬を売りに、野老屋村や虹の森を訪れている。
天才肌で、何をしても大体普通よりも上手くできる。属性術も氷(水)と光が得意だが、全ての属性の力を使うことができる、相当珍しい実力者。
雪乃が大好きで、ベタベタしては鬱陶しがられている。
能力
・魔剣を操る
妖力の塊の剣を生成する。全ての属性の剣を作ることができ、相手の特性や有利不利を見極めて使い分ける。複数召喚や、遠距離から自在に操ることも可能。
・薬草調合
なんとなくでやってみたらできてしまった。修行の合間の暇つぶしにいろいろ作っている。
戦闘時
遠近対応バランスタイプ
近距離相手には剣を振い、遠距離相手には剣を飛ばす。属性での不利もなく、大抵の相手に対応できる。防御面でも妖力でシールドを生成できる。自作の回復薬で長期戦も可能。
過去に良い思い出がなく、精神攻撃による防御術がないため、弱点を挙げるとすればそこだろう。
過去
ノジア地方東部の樹氷にある白夜城に住んでいた。領土争いの激しい地域だが、樹氷は姉の絶氷により、誰も立ち入れないよう守られていた。姉以外と接する人がおらず、退屈だった白は樹氷の外に出ようとするが、姉に止められ喧嘩になる。
続き
正面から姉に力で勝てないため、バレずに抜け出す方法を探しに樹氷を彷徨くようになった。それすらも文句を言われ、姉妹仲はどんどん険悪になっていった。
樹氷の端の絶氷にたどり着くと、氷の中に大勢の人が氷漬けにされているのを発見する。領土争いの敵もいれば、通りすがりと思われる者、魔物や獣などありとあらゆる生命を氷が取り込んでいた。姉の力と取り込んだ生命力によって絶氷は維持されていた。姉の残虐な行為に怒り、無駄な殺害を止めるよう説得するが、姉は耳を貸さない。
姉に嫌気がさし、絶氷に妖力を吸われながらも、何とか穴を開けて樹氷を後にした。(七百年前)
ノジアを彷徨ったが、どこもかしこも争いばかりで、落ち着いて暮らせる場所はなかった。ノジア自体にうんざりし、どこか静かに過ごせる場所を求めて海を渡ることにした。
丸太一本で遥かなる海を越え、エスシの野老屋の森に辿り着いた。エスシはノジアのような戦争は起こっていないが、ちょうど堕天霊が紅葉岳と争っている時期で、地上は混乱していた。環境が厳しく、誰も寄り付かないユニス氷山を見つけ、そこで一人籠ることにした。
ユニス氷山に来て二百年程が経った。堕落族は落ち着いたが、それでも一人で山にいた。そこへ雪狼の群れが現れ、山を乗っ取られるのではないかと不安を覚えた。
人型の雪狼、雪乃に山から出るように警告したが、警告は無視された。実力行使で追い出そうとし、雪乃の仲間を皆殺しにした。その時に、自身にも姉と同じ血が流れているのだと実感し、己を恨んだ。
実力差を思い知らせても雪乃は山を離れず、復讐に何度も挑んでくる。雪乃を見る度に残虐な自身を思い出し、イライラしながら追い払っていた。
それから数百年、山には白と雪乃だけだった。たまに雪乃が襲ってくる以外は何もない日々。ふと雪乃が普段何をしているのか気になり、遠くから観察したところ、雪狼の墓を見つけた。自己嫌悪も落ち着き、あの時は自身が悪かったと気持ちの整理もできていたので、勝手ながらたまに祈りに行くことにした。(百年前)
雪乃の態度も復讐というより、手合わせをねだる雰囲気に変わってきた。日常で他者と関わるようになったせいか、ようやく山の外にも興味が湧いた。たまに雪乃に怪我を負わせてしまうので、薬草でも作ってみようと森に出てみた。薬作りも成功し、野老屋村に売りに行っては情報収集をする趣味もできた。
自分はもう姉、雪縞孤伽(ゆきじま ことぎ)とは関係ない。妹の雪縞蜜薙(ゆきじま みつな)でもない。聖洞白だ。
関連キャラクター
・
仙獣雪乃…大好き
・雪縞孤伽…姉、嫌い
まだ書いてないよ